5-9 Evernoteに保管し、整理する ー『Evernote×情報カード知的生産』第5章 整理するー

Evernoteに保管し、整理する

Evernoteの整理方法はとても単純です。一か所に集め、必要であればタグをつけ、ノートブックに分類する。これだけ。整理する時間を、毎日5分でいいので確保し、検索しやすい状態を保ちます。毎日おこなう整理だからこそ、シンプルで手間のないかたちにしておきます。手間がかかるようであれば、とても毎日続けることなんてできませんから。

Evernoteに情報を放り込むときは、一度、1つのノートブックにすべての情報を放り込みます。Evernoteへの入り口を一箇所にしておくわけです。いわゆるInBoxです。InBoxに集まった情報たちを、一日に一回、必要であればタグをつけ、各ノートブックに割り振り、整理していきます。

自分発なのか、他者発なのか、記録なのか、でノートブック(あるいはノートブックスタック)を分ける。これがノートブックによる分類の基準。

自分や他者の”考え”、”意見”は、後々「今考えていることに関する資料を集めたい」ときに役立つので、「何に関することか」わかるようなタグをつけておく。「あのノートが見たい」となる「資料」、何かの使い方やチェックリスト、方法論が書かれているものについては、特にタグをつけることなく、「自分資料」なのか「他者資料」なのか区別し、別々のノートブックに保管しておく。

タグをつける・つけないの基準は、そのノートが”考え”・”意見”を書いてあるものなのか否か、です。

「あのノートが見たい」となるものと、「今考えていることに関連しそうなノートを集めたい」となるもので、整理の方法、フローを分けておくことで、そのどちらの検索にも対応できる状態を保つことができます。

自分のニーズにあった、ノートを探しやすい状態を保つことができる、手間を省いた最低限の整理。これこそ、一番自分にとって、ふさわしい整理と言えるのではないか、と思います。