3-3 カードの書き方 ー『Evernote×情報カード知的生産』第3章 情報カードー

カードの書き方

では、どんな風に情報カードに書き込んでいけばいいんでしょうか。再度、「知的生産の技術」から引用します
カードは、他人が読んでもわかるように、しっかりと、完全な文章でかくのである。
人というのは、日々の中では気づきにくいけれども、長いスパンでみると大きく変化している、と言いました。ということは、未来の自分は今の自分と同じではないわけです。そのため、今の自分とは違う、未来の自分が読んでもわかるようにしておかなければいけません。せっかく考えたことを書いておいたのに、あとから読み返して「なんのこっちゃ?」となってしまったら、残念すぎます。

あとで読み返しても理解できる、内容がはっきりとわかるように、完全な文章で書いておく必要があるわけです。

また、書き込む”型”も決めておいた方が、あとから見返しやすくなります。

ぼくは、情報カードに書き込む際には、カードを横向きにし、左上にタイトルを書きます。カードに書かれている内容を、端的に一行で表したタイトルを、です。右上には日付と曜日、時間をかきこみます。このように、書き込む”型”を決めておくと、カードの同じ部分を見ていけばいいので、大量のカードを見返しやすくなり、都合がいいのです。

カードにはいろんなことを書きます。Evernoteについて考えたこともあれば、本を書きやすくするためのアイデアを書いたもの、読書メモなども混じっていたりします。そのなかから、「ちょっとEvernoteについて考えた事をまとめたいから、Evernoteについて書いてあるカードをピックアップしよう」と考えたとしましょう。「左上にカードのタイトル」というルールが、すべてのカードに適応されているので、あとから見返す際に、左上だけを見さえすれば、それがEvernoteに関することを書いたカードか否かを、すぐに判断することができます。

完全な文章で書くこと、書き込む型を決めておくこと。この二つを守っていれば、とりあえずは大丈夫かと思います。