3-4 カードに書く内容 ー『Evernote×情報カード知的生産』第3章 情報カードー

カードに書く内容

どのようにカードに書き込むかはわかりました。でも、そもそもカードにはいったいなにを書き込んでいきましょうか。

この問いに対する正解と呼べるものは、きっとひとそれぞれ違ってくるとは思いますが、「自分が発見したことや、気づいたこと、疑問に思ったことや、考えて導き出した結論など」を、文章や図で書き表したものがメインになってくるはずです。

日々を過ごしていると、ぼくたち人間は本当にいろんなことを考えています。今日の晩ご飯はなんだろうとか、明日は早起きしてみようかなとか、お昼は焼きそばを食べたっけとか、継続に関する名言や格言って多いよね、とか。そのなかでも、何かしらの発見・気づきや、疑問に思ったことは、すぐさまメモをしておきます。時間があれば、その場で少し考えてみるのもいいでしょう。上にあげた例の中では、最後の「継続に関する名言や格言って多いよね」は、”気づき”になります。少し、これについて考え、

『「習慣が大事」とか、「こつこつ積み重ねることが大切」とかを言うてる名言や格言ってけっこうある。で、そういうのんを見ると、自分も頑張らねばと奮い立ったりする。名言とか格言は、何かを成し遂げた、過去の偉人が残したものが多い。実はそういう人たちにとっても、習慣化することやこつこつ続けることって難しくて、くじけそうな自分を奮い立たせるために考えついた言葉が、結果として名言や格言として残ってるんとちゃうかな』

という結論に至ったとします。これを、カードに書いておくわけです。タイトルは、「継続や習慣に関する名言が多いわけ」とでもしておきましょうか。

書いたカードがなんの役に立つのかは、その時にはわかりません。だって、「継続や習慣に関する名言が多いわけ」を書いたカードも、書いた時には、こんな風に本書に載せるだなんて夢にも思いませんでしたから。

左上にタイトル、右上には日付・曜日・時間、内容は、自分が発見したことや、気づいたこと、疑問に思ったことや、考えて得た結論を、カードに書く。そうやって、今もどんどんカードを書き溜めています。