4-1 頭をはたらかせて、なにかあたらしいことがらを、人にわかるかたちに ー『Evernote×情報カード知的生産』第4章 知的生産をおこなうー

頭をはたらかせて、なにかあたらしいことがらを、人にわかるかたちに

これまで、知的生産とはなにかを定義し、Evernote情報カードについてみてきた中で、おもに自分が考えた事柄をためこんでいく方法について考えてきました。なんでもかんでも、思いついたこと、ちょっとした発見、ふとした疑問は、どんな方法であれEvernoteに放り込んでおく。メモしておく。それらを眺め、さらに思考が進んだ事柄に対しては、情報カードにまとめておく。とにかもかくにも「着想」をとらえ、「自分資料」として残しておく。また、新聞や本、ネットで、参考になったところや、刺激をうけたぶぶんをきりぬき、「他者資料」も蓄積しましょう、という話でした。

今度は、これらの「資料」を参照しつつ、実際に「頭をはたらかせて、なにかあたらしいことがらを、人にわかるかたちに」仕上げていく段階について見ていこうと思います。

情報をためる段階から、ためた情報をもとに、新たな情報を生み出すー生産するー段階へと進んでいくわけです。

この、情報の蓄積から、それを利用して新たな情報の生産をおこなう、一連の流れが、「知的生産」と呼ばれるものである、と言えます。