4-5 操作を加える ー『Evernote×情報カード知的生産』第4章 知的生産をおこなうー

操作を加える

この段階になれば、目の前には、カードの束ができあがっています。今考えている事柄に、関係のありそうなものばかりを集めた、カードの束です。でも、今のままでは、ただただ関連のありそうなカードたちをかき集めただけ。操作を加えていき、形にしていく必要があります。

全体をつかむためにも、カードの束を一枚一枚広げていき、俯瞰して見ることができるようにします。すると、カード同士似ているもの、なんとなく近く感じるものが出てきます。それらをまとめ、グループを作っていきます。数あるカードを、いくつかのグループにまとめていきます。次には、そのグループ内のカードを見返し、順番を入れ替え、しっくりくるよう並び替えていきます。カードが多く存在するのであれば、グループ同士をまとめ、グループをさらにグループに分けていくのもいいでしょう。

ここで、もしかすると、どのグループにも属さないカードが出てくるかもしれません。必要ないと感じるのであれば、そのカードはのけておき、カードを選別してもいいかもしれません。かき集める段階では、”関係のありそうな”ものまでを含めてカードを選んでいきましたが、ここでは、グループに属さない、他のカードと関係のないものについては取り除き、カードを精選していきます。

グループ分けが終わると、全体像がかなり把握できた状態になっていることと思います。