4-6 まとめる ー『Evernote×情報カード知的生産』第4章 知的生産をおこなうー

まとめる

何かについての考えをまとめたいがために、過去にためていた「資料」を見返し、関連のありそうなものをかき集め、操作を加えてグループを編成してきました。最後は、グループごとにかためたカードたちを元に、考えをまとめていきます。

操作を加え、グループを編成した時点で、全体像は見えてきていますし、話の展開、流れをどう持っていくのかも、はっきりとしてきます。あとはそれを、今望む形にまとめ、人にわかるかたちに仕上げていきます。

カードとして「資料」を蓄積しておき、その中から関係のありそうなものをかき集め、順番を入れ替えたり、組み合わせたり、グループをつくったりしながら、全体像を把握し、形づくり、それをもとに最終的な形に仕上げていく。

このプロセスを踏むために、「資料」を、Evernoteにも保存しつつ、カードという形でも蓄積していくわけです。この本も、過去に書いていた、Evernote情報カードに関する「資料」をかき集め、組み合わせながら、新しくカードを書き加えながら、グループを作っていき、流れを考え、章立てを決め、書き進めています。

過去に自分が触れた情報を「資料」として残し、必要なときにかき集めて、利用する。何か考え、一つの形に仕上げる際に活かす。この章で触れた、「グループを作っていく」という方法は、あくまでも一つの例であって、それが全てではありません。カードという状態で「資料」を残していれば、操作の加えかたに制限はありません。ぜひ、いろいろな方法を試していただきたいと思います。